朝、 田方1丁目の自宅の近所を歩いていると。
電信柱に何やら張り紙が。近づいてみると・・・。
「迷子犬を保護しています」との見出しが見えてきた。
迷子になった犬のお知らせだ。
シベリアンハスキー?柴犬?犬の種類に詳しくないので、写真見てもよくわからない。
9月12日に田方1丁目で保護されました、とあるので、去年の9月ならもう9カ月以上前に保護されたということか。
あっ、犬種は「雑種」って書いている。性別はメス。首輪はなし-か。
赤い文字で、
「広島市動物管理センターで保護されています。」とある。
写真から見て、その場所で撮影されたもののようだ。
心当たりのある方、情報をお持ちの方は至急ご連絡下さい、と
動物保護団体パウズハート
広島市動物管理センター
の2箇所の連絡先が明記してあった。
この犬、今どうしているのだろうか?
きっと無事に飼い主さんと再開して、今は幸せに暮らしているんだろか。
でもひょっとして、まだカゴの中で暮らしてるのかもしれない・・・。
私自身は犬は勝手は居ないけど、ちょっと気になる。
しかも 6月24日の中国新聞の社会面では・・・
「犬猫殺処分 広島県が最多」という記事まで掲載されていた。
記事によると広島県内にある4つの動物愛護施設が2011年度に殺処分した犬と猫が合計8340匹で、全国の都道府県で一番多かったという。
犬に限っては2342匹。
月に直すと195匹。
広島県だけで毎月200匹の犬が殺処分されている・・・。
そんな記事を読んだせいで、田方で保護されたこの犬、今どうしているんだろうという素朴な疑問が湧いてきた。
元気ならいいけど、万が一最悪な事態になっていたら・・・。
このチラシの連絡先になっている動物保護団体パウズハートに電話してみた。
ハウズパートは、広島市動物管理センターに収容されている犬や猫の殺処分件数を減らすために
活動しているボランティア団体と紹介されています。
電話に出ていただいたのは大可(おおか)さんという女性。
―あのう・・・田方1丁目に住んでいる住人なんですが、電信柱に迷い犬の張り紙がありまして、この犬、今どうしているのか気になって電話したのですが・・・。
「どんな犬です?」
―雑種のメスで、首輪がなくて、・・・・
「えっと、わかりました。ちょっと黒というか茶色というか、・・・」
―ええそうです。その犬です。9月に保護されたってあるので、もうだいぶ期間が経っているので気になって・・・
「そうですか、張り紙がまだ残ってたんですね。この犬 しばらく保健所に預かってもらってたんですが、結局飼い主は現れませんでした。」
―そうですか・・・じゃあこのワンちゃんは、もしかして殺処分とか・・・
「いえいえ、実はその後新しい飼い主さんが現れまして、今はきっと幸せに暮らしていると思いますよ。」
いやあ、よかった。 ひと安心だ。
大可さんありがとうございました!
だけどこの迷い犬はなんとか幸せになることができたけど、多くの犬や猫たちは、引き取り手も現れず、悲しい結末を迎えることが 多いのだ。
ちょっとブルーな気持ちになりました。
しかし逆に、ハウズパートのように、少しでも殺処分を減らしたいと頑張っているボランティア団体があることを初めて知りました。
犬を飼いたいと思ってる人たちに、この迷い犬を紹介していく取り組みがもっと頻繁にあったらいいのになとも思いました。