浄瑠璃寺を後にし、当尾の里を巡ります。
京都府との圏財界にある当尾地区(奈良県木津川市加茂町南東部)は古来から南都仏教の影響を色濃く受け、南都の僧侶が修行に打ち込むため、都から少し離れたこの地で暮らしたと伝えられています。
浄瑠璃寺や岩船寺周辺には寺院や修行場が点在し、たくさんの磨崖仏(まがいぶつ)が建立されました。
まずは藪の中三尊仏です。
正面に地蔵と十一面観音、向かって左に阿弥陀を配する非常に珍しい配置の石仏だそうです。
からすの壺二尊。
ひとつの岩に阿弥陀如来坐像と、面を変えて地蔵菩薩立像が彫られています。
地蔵菩薩です。
引き続き山道を歩きます。眼下には大きな田んぼ。大昔からこの風情は変わってないんだろうなと思うと、自分が今歩いているのはいつの時代?なんていう不思議な感覚に襲われました。
分かれ道の標識。浄瑠璃寺から1.5キロ歩いてました。みろくの辻方面を進むと・・・
わらいほとけ。
当尾の代表的な石仏の一つ。蓮台を持つ観音菩薩と合掌する勢至菩薩を従えた阿弥陀仏です。
確かにちょっと笑ってます。
このわらい仏に傍らには眠り仏が。
土の中に半分埋もれていました。
そしてまたてくてく。
続いて三体地蔵。
三体とも左手に宝珠、右手に錫杖を持っています。過去、現在、未来をそれぞれ割り当てたもので、六地蔵信仰以前の地蔵信仰の一形態とも言われているそうです。
ミロクの辻から岩船寺への旧道の途中、見上げるようなところに彫られていました。
全部ではないけど、たくさんの石仏と出会いました。ここで午前の行程は終了。
ふもとのお茶屋さんで昼食を取りました。ビールもうまいって感じです!
午後からは岩船寺に向かいます。(続く)
>>オトナの遠足~達遊会 当尾の里石仏群巡り③
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