北参道(もみじ参道)を戻って来ました。で、こんどは左の矢印(←)方面をぶらぶらします。
しばらく歩くと、萬物殿に到着。ここは法事ができる大中小のスペースが完備されているようです。
1階は喫茶ルームになっています。
「行者うどん」という立て看板が。
行者うどん・・・?
ここの名物らしいので、ちょっと食べてみたくなりました。
早速「喫茶去(きっさこ)」という名のカフェへ。
入ってみると、お昼時間をとっくに過ぎているためか、お客は誰ひとりいない・・・。
店内は結構広いです。ただし喫茶って言ってもそこはやはりお寺の喫茶店なので、ゴチャゴチャしてなくてかなりシンプルな佇まいです。
庭には手をあわせたお地蔵さんがお出迎え。
2階は法事ができるスペースもあります。
店内の壁には6月にあった海難供養の時の写真が展示していました。第6回ってあるので、毎年やっているんだろうな。
その写真の横には、大きな筆文字でかかれた書が。
読んでみると
「日本を今一度せんたく致し申候 」
これは、確か幕末の志士、坂本龍馬の有名な言葉じゃないか。
でもなんで坂本龍馬なんだろう。。。
書の作者は「紫舟(ししゅう)」。落款もちゃんとあり自筆の書ですね。
でも紫舟といったら確か・・・。
書の横に説明書が添えられていたので読むと、そうです!
NHKドラマ「竜馬伝」のタイトルを書いた人でした。
書の世界では超有名人です。
なんで紫舟さんの直筆の書が飾ってあるのかわかりませんが、力強い筆運びで流れるようにかかれた竜馬の言葉にしばし見入ってしまいました。
この喫茶ルームは東西に細い通路で結ばれています。通称「まかない横丁」って呼ばれていて
「お寺の僧侶が裏方仕事に使う通りを開放しました。」と書かれています。この喫茶は西の口、そしてお守りや陶芸品を販売しているコーナーは東の口にあり、2つの場所が通路で結ばれているのですね。
通路の途中には、これまた大きな絵が飾ってあります。なんだか毛虫みたいなイラストですが作者はなんと日本を代表する超メジャーイラストレーターの黒田征太郎さんの「イキテテヨカッタ」というタイトルのイラスト絵画でした。これも見る価値あり!
・・・とまあいろいろ見たんですが、今回の本来の目的。
「そうだ!行者うどんを食べないと。」
というわけでテーブルのメニューを見て行者うどんを頼みました。
おむすびセットがあったので迷わずコレに。
だけど食べるものってこのうどんとおむすびしかない。だから基本はコーヒーなんかで一休み、という喫茶なんですね。
・・・・・・・・・・待つこと10分。
「おまちどうさまでした~。」
おおっ、来たきた。行者うどんとおむすびセット。
持ってきていただいたのは、五日市からこのお店のお手伝いに来ている磯村さん。 (下の名前は秘密だそうです。。。) 笑顔が素敵ですね。しかもかっぽう着がまたいいですよ~。
早速いただきました。
うどんは、麺は太くもなく細くもなく。コシがあって美味しい!汁は本当にあっさりとして上品な味です。おにぎりは、1口サイズが3個。食べるとまだ温かく、作り置きでなく、たった今ほかほかのご飯を握ったというカンジが嬉しいです。
量もそこそこかな。女性にはちょうどいいかも。でも私のようなガッツリ食べないと気がすまない!っていう人にはちょっと物足りないかもしれませんが。でも今回お昼ごはんは食べた後に食べたので、量には満足です。(というか食べ過ぎです。。。)
磯村さんに聞いてみました。
-行者うどんって、名前に何か特別な意味ががあるんですか?
「・・・いえ・・・行者山のうどんなので・・・ただそれだけで・・・。」
(そうか。そうだよな。)
だけどこのお寺の層もきっと食べているであろう行者うどんは、食べたらきっと幸せになれるような気がする、そんなありがたいご利益がありそうなうどんなのかもしれません。
ごちそうさま!磯村さんにお礼を。
-美味しかったです。ありがとうございました。
うどんとおむすびセットの価格は495円。私は500円出して5円のおつりをもらいました。
5円か。
きっと再びご縁(ごえん)がありますように!ってことなのか。。。
ともあれ、行者山に立ち寄ったらこの行者うどんをぜひ食べてみて下さい。美味しいですよ!
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