行者山うどんを食べて満足した所で、散策を続行。正面に和氣殿ホールが見えました。
和氣殿ホールは、コンサートやイベントなどができる大きなホール。この日も社交ダンスの発表会をやっていたようで、中には入らなかったけれども、とっても賑わってました。
和氣殿ホールの前は、広大な芝生広場が広がっています。本当に広い。
海抜90メートルにある高台なのでなにせ景色がいい。
この日はやや曇っていたのですべてを見渡せることはできませんでしたけど、遠い彼方には宮島弥山があります。
芝生広場は広いので、遊んでいる 子どもたちの姿もちらほら。
親子連れの姿も。小さな赤ちゃんでも安心して遊ばせることができそうです。もちろん公園ではないので遊具などはありませんが、天気のいい日はお弁当を広げてゆっくりできそう。
ここ意外と穴場かもしれません。
恐い顔の仁王様 ?
歴史などによると、この行者山は、南北に2つの尾根が並ぶ山で、南側の尾根上には、戦国時代には行者山城があった。
昭和の戦時中にはここには照空陣地があったとも言われている。
そして昭和50年に南の尾根が削られて国泰寺の仏舎利塔が造られた。(今は身売りされてない)
下のこの看板は、当時国泰寺があったときの名残なんだろうな。
和氣殿の裏手に、大きな歴史を感じさせる木がある。
山桃の木だそうです。
山桃は、「桃」のような実をつけるところから山桃と呼ばれるようになったらしい。古来から生息している樹木で、和歌にも詠われたぐらいだからかなりの歴史がある木。
ちなみにモモというけど、モモはバラ科。この山桃はヤマモモ科でモモとは種類がまるっきり違います。
どっちかというと見かけはモモというより野イチゴに近い。
綺麗な宝石のようでしょう。
食べてみたけど(勝手に食べてよかったのかな?)、ちょっと酸っぱいけど実は柔らかい。
中に種が入ってます。ナマで食べてもいいし、ジャムなんかにしても良いらしい。
野いちごだって最近ではなかなかお目にかかることも少なく、直接食べる機会なんてめったにないけど、この山桃を食べれてラッキーです。
この木がいつ頃から生えているのかはわからないけど、大昔の人も、きっとこの場所で山桃を 食べながら、眼下に望む景色を楽しみながら楽しく語り合ってたんだろうなと思うと不思議な感覚になりました。