とんどの由来です。
朝、9時に田方第一公園に行ってみると、すでに準備中の模様。さっそく取材を始めました。
近所の竹林からとんど焼きの元になる竹をみんなで運び込んでいます。
その脇では仮設テントを建てる作業が進行中。
シートをかぶせて
シートが飛ばないように紐で縛ります。今日は風はなさそうなので 安心。
その間にも、竹林からどんどん竹が運ばれています。
結構太くて長いので、一人では運べません。お母さんたちも協力して運んでくれています。
40~50本は必要。もうちょっと必要ですね。
次々に運びこんでいきます。
田方町内には立派な竹林があり、竹には事欠きません。地域によっては、とんど焼きが出来る場所がなかったり、竹が少なかったり、とんどが出来ないところも最近では増えている、と聞きました。その点では、田方町は本当に恵まれています。
さて、テント周りでは、机が運び込まれています。
きょう開催のオークション大会の商品ですね。たくさん集まっています。
机の脚部分は、このようにテニスボールを切って脚に差し込んでいます。これはナイスアイデア。公園を傷めないような配慮です。
テント内に机を並べます。
場所を移して。とんど焼きの現場では、穴を掘る作業が進行中。
竹を立てかけるための穴を掘っています。
中心の穴はとんどの芯の部分なので割と深めに約50センチほど掘り込み、
その穴を中心に4か所ほど30センチほどの穴を掘ります。 つまり、真ん中の大きな竹がとんどの芯、そこを4方で支えるという骨組みです。
こんな感じで、穴の中に竹を差し込み、立てます。
そして、竹片を作っていますが、これは。
竹を細かく斧で切った後、竹の節を落としていきます。そして
立てた後、穴の周辺の隙間を埋めるために、細かく切った竹片を差し込み芯が動かないように金槌で固定をしていきます。
竹片を差し込んで、土をかぶせ、
紐で縛り、
最後に再び金槌で固定します。
これで芯が固定されました。1本立てます。
そして4方の穴にも竹を差し込み、立てて櫓(やぐら)を作っていきます。
みんなで力を結集して。結構力がいる作業なのです。
そして中心が動かないように、縄を張って木やフェンスにくくりつけます。
芯の柱となる竹が立ったところでさらに固定を。3メートルほどに竹を切って、このようにくりぬいていきます。
そして、芯を支えるために、切り抜いた部分を横につけて縛り付けます。
こうすることによって、天に向かって伸びた竹が倒れな くなるんですね。
みなさん結構手際よくやっています。
真ん中の芯と、それを囲む4本の竹が頂上で固定されましたので、今度は周りを囲む竹を並べていきます。
どんどん竹を並べていきます。
が、その瞬間
並べて立てかけた竹が崩れました!
立てかけるバランスが少しでも崩れると、このような事態に。
周りにいる人は危険ですので、あまりうろうろしないでください。
そんな事も起こりましたが、なんとかすべての竹が立ちました。
さて、テントに戻って。オークション大会用の品物が並べられていっています。
オークション大会は今回初めての開催となるため、手探りでの準備となっています。
品物は、各家庭から提供をいただいたもので、今回60点近く集まりました。
入札用紙や鉛筆なども用意され、準備が整いました。
さて、こちらは何をやっているかと言うと、
とんど焼きの燃えている火を使って、お酒をお燗 (温め)できるような容器を、竹で作っているところです。
短く切った竹の節を落としていき、中に空間を作ります。そしてその中に日本酒を注ぎ込んで、とんどの火の近くで熱することで熱燗を作ります。これがまた上手いんですわ。楽しみです。
火を燃やすための焚き木を準備しているところでした。ドラム缶を切断し、かまどにして、お湯をわかすためです。
そして午前11時ごろ。ぜんざいや焼きいも、お餅などの販売コーナーの準備も整いまして、午前の準備はだいたい終了しました。あとは本番を待つだけです。(続く)
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