一連のビーフジャーキー事件。
1回目 ビーフジャーキー事件
2回目 続・ビーフジャーキー事件
・・・しょうがない、自分で食うか!
・・・と考えた。
犬用の食べ物を人間が食する・・・。果たしてこれは許されることだろうか・・・・。
食っちゃえよ!なあに、きっと大丈夫さ。死にやしないさ。
それにそのほうが、面白いゾ。ネタ的にさっ。
と、心の中で何かがささやいている。
・・・そうだよ。確かに死にやしないさ。ドッグフードなんて食べてる人きっといるだろうし。
自分でまいたタネ、自分で処理するしかないな。
・・・ダメだよ、そんな考えじゃあ。人間が食べれるかもしれないけど、やっぱり犬の食べるものを食べちゃいけないよ。人間の尊厳の問題だよ。
・・・と心の中でもう一人の自分がつぶやいている。
いくらビーフジャーキーを食べたいからといって、犬用を食べることない、かな。
おおっと、 よく言うわ!だからと言って賞味期限切れてる商品を犬に食べさせることは、そもそも間違ってないのかい?フフフッ。
確かにそうだ。普通人間でも賞味期限が切れてたら食べないよな。いくら無償提供と言っても、それじゃああまりにも犬のことを考えてない気がする。
自分で食べない、そして犬にも食べさせない。
それが正しい方法なのかな。
・・・待って。だけどアナタのそのビーフジャーキーで、実際に救える犬たちがいるかもしれないのよ。そもそも賞味期限って何なの?人間が決めたものでしょう。人間は賞味期限が切れた食材は食べたら死んでしまうの?
死ぬ?
いままでそんな話聞いたことない、けどな・・・。
そういえば、自分だって時々賞味期限が切れた食べ物を食べることがある。
賞味期限って、ウィキペディアによると、「食べ物を美味しく食べられる期間」のこと。期限を過ぎてもすぐに捨てる必要はない、と書いてある。
賞味期限に対する人間の考え方もさまざま。
1日でも過ぎたら 絶対に食べない人もいれば、多少過ぎても食べる人もいる。
今回は、「賞味期限は過ぎているけど、もしそれでもよかったら」という前提で、引取先を探すのは、間違ってないと思う。
賛同してくれる引取先がいれば、それはそれでいいのではないか。
よし、決めた。
自分で食べるのではなく、犬に食べてもらおう。
そしてエピローグ。
以前、このブログ「田方1丁目の迷い犬」で紹介した、ハウズパートの大可(おおか)さんに電話して聞いてみた。
「間違って購入したビーフジャーキー10㎏、賞味期限が切れているんですが、それでもいいから引き取ってくれるところをご存知ないですか?もちろん無料で。」
すると大可さんは、自分ではお役にはたてないけど、という前提で、
「それなら市の動物管理センターに聞いてみたらどうですか?」
というアドバイスをいただいたので、早速センターに電話してみたが、ここは賞味期限切れは受け取れないという返事だった。
それはそれでしょうがない。 他をあたろう。
と、数件、電話で聞いたりした。友人、知人関係にも、そういった施設を知らないか?と聞いてみた。
そして数日が経ったところで1件、民間でみなしご犬を管理している施設から、まとめて引き取ってもよいという返事が知人を通してかえって来た。
よかった~。
このビーフジャーキーが役に立ったナ。
そして先日、自宅にあるビーフジャーキー10㎏を知人に託した。
今頃、きっと犬の食事の一部となっていることだろう。
喜んでくれてるかな?
そもそも、自分の欲望から起こったビーフジャーキー事件は、これにて一件落着。
長いことお騒がせしました。