次の目的地「須磨寺」へ向かいます。
須磨寺駅に到着。
商店街を通って歩いて15分。
須磨寺の入口が見えてきました。朱色の橋は龍華橋(りゅうげばし)というそうです。
龍華橋 |
仁王門です。源頼政が再建し、両脇の仁王像は運慶、湛慶の作と言われています。
仁王門 |
門の前には、須磨寺の副住職さんが出迎えてくれました。今回のウォーキング主催者の神戸新聞社さんと深い関係があるお寺なので、お願いして今日の案内をしてくれるそうです。(さすが神戸新聞さん!)
この副住職さんから詳しい解説を受けました。この須磨寺、正式名は「上野山(じょうやさん)福祥寺」と言いますが、古くから須磨寺と、愛称で呼ばれ、親しまれてきました。
歴史を披露しきれませんので、詳しくはホームページで。
>>須磨寺の公式ホームページ<<
池の亀も大昔中国から渡ってきた亀で、この種類の亀は、もうここにしかいない稀少生物となっているそうです。
このお寺は、源氏と平氏ゆかりのお寺。
一の谷の合戦で、平敦盛と熊谷直実の一騎打ちの場面を再現した「源平の庭」には、二人の像が。
平敦盛像 |
簡単に言いますと、紅顔の美少年、敦盛くんが、戦に負けて直実さんに首をはねられるんですが、平家物語の中のこの場面のストーリーがとても美しく、後世までに伝わっているんです。
ここを読んだらわかります。
>>源平と須磨寺についての関係<<
熊谷直実像 |
敦盛の首塚です。かつてはここに笛を奉納して子どもの健康を祈る風習があったとされている場所です。
平敦盛卿首塚 |
広い境内には出店も出ていました。
本堂は、開創当時は公家で歌人でもある在原行平が籠っていたと言われ、歴史は古いです。
本堂 |
現在の本堂は1602年に豊臣秀頼が再建したものですが、内側の宮殿は1368年(応安元年)の建造で重要文化財です。
子ども地蔵。須磨寺は、たくさんの面白いお地蔵さんや石仏があって、子どもが楽しめる寺です。昔風のUSJとかディズニーランドとか。お寺と人がとても近い関係にあるところだと感じました。
この三重塔は、昭和59年に再建された塔。旧塔は400年前の文禄大地震の時に倒壊していて、弘法大師1150年忌、、平敦盛800年忌、開創1100年の記念して建てられたそうです。
三十塔 |
ずらっと並んだこの石仏は四国八十八か所が一度に廻れるお砂ふみ霊場。その他の名所もたくさん周りました。
さて、副住職さんの案内で、今度は一弦琴の演奏を聴くことに。
一弦琴(いちげんきん)とは在原行平が須磨の地に流されたときに作った琴なので歴史は古い。一枚の板に一本の弦を張っただけの珍しい琴で、「須磨琴」とも呼ばれています。
1曲お聴きください。(下画面をクリックすると映像と音声が流れます。)
どうですか~。いい音色でしたね。3曲奏でていただきましたが、静かな部屋の中での琴の演奏は、体の力が抜けて気持ち良く、つい寝入ってしまいそうになりました。
演奏が終わって一転講習会になりました。一弦琴を見るのも触るのも初めての人ばかりなのですが、わりとすぐに音がでるのでみんな喜んでおりました。
今度は広間でティータイム。
須磨寺オリジナルのお菓子もいただきました。
ごちそうさまでした~。
そうこうしているうちに今日のウォーキングの工程がすべて終了。神戸三宮方面の宴会会場にむかいました。
宴会場に行く途中、ちょっと時間があったので長田区にある鉄人28号の大きなオブジェも見学。作者の横山光輝は神戸の出身なんですってねえ。知りませんでした。
そして宴会。大盛り上がり。喉が渇いてたのでビール(と紹興酒)がうまくて、かなり酔っぱらいました。(もう写真が取れない状況に・・・。)
宴会場を出てからパチリと写真を一枚。きれいな三日月でした。
皆さんおつかれさまでした~。(終)
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