2014年10月13日月曜日

高猿神楽団の華麗なる演舞~田方町内会秋祭り

>> 前回(「田方町内会秋祭り2014が大賑わい」)の続き

田方町内会の秋祭りの舞台で上演していた安芸高田市・吉田町の「高猿神楽団」。その華麗な迫力ある演舞を写真でちょっと紹介しておきます。

























「悪狐(あっこ)伝」
ストーリーは、「紀伊の国の祐慶(ゆうけい)大法印が、旅をしている最中、宿泊した家の女主人が、実は悪い狐でした。その悪狐を、弓の名人の三浦介(みうらのすけ)と上総介(かずさのすけ)の二人が退治するという話です。この二人が三浦介と上総介。
















この女性が二人に宿を貸した主人。実は狐なのですね。




















囃子方の皆さんも笛や太鼓で盛り上げます。





















山寺に住む珍斉(ちんさい)和尚が箒を手に登場。

























まあこの和尚は、毎回子供たちに大人気。
この日はプロ野球クライマックスシリーズに広島が阪神に敗れた日だったので、和尚は子供たちに向かって
マエケンが打たれたんは、お前らのせいじゃああああ~ 
と、言いながら、暴れまわっていましたが、時折舞台を降りて子どもと追っかけっこをします。


子どもを怒鳴って悪さをするように見えて実は弱かったり。絶妙の間合いです。














・・・ようやるのう和尚。。。
・・・と言ったかどうかはわかりませんが、出演待ちの役者さんが逃げ回る和尚を見ていました。




















ここで舞台裏をちょっと覗いてみました。




















出番を待つ、悪狐に指示を出しているようです。




















楽屋テントでは、衣裳を着る準備が着々と進んでいます。




















着付けをしている女性のスタッフさん。一生懸命ですけど、時折笑顔を見せる表情がとても素敵でした!
何を考えるやら・・・。














狐さん、そろそろ出番です!!カメラを向けるワタシに気が付いたようで・・・




















ポーズを決めてくれました!カッコいいよ~。








































さて、舞台では、いよいよクライマックス。





















三浦介と上総介が、くるくるくるくる、舞台上を旋回します。狭い舞台の上ですが、ぶつかりません。相当訓練をしているのだろうなと感じさせてくれます。

























そしてポーズ。


















悪狐との死闘が始まりました。

























まさに死闘。アクロバティックです。

















戦いの末、狐はとうとう退治されました。
映画もテレビで育った現代人のワタシから見ても、本当に素晴らしかったです。









































さて、神楽の演目はこれ以降も続きましたが、最後の舞台が




















「八岐大蛇(やまたのおろち)」






















ストーリーは、悪業のため、高天原を追われたスサノオノミコトが出雲の国・斐川で出会った老夫婦の娘を助けようとして、おろち(大蛇)退治をするというお話。














この3匹の大蛇が迫力満点。


















大蛇には当然人が入っているんですが、人が入っているように見えないよう演じることが、とてもたいへんなことのようで、テクニックが必要だそうです。




















おどろおどろしい動きも相当な練習がいるのでしょうね。




















ほんとうにふてぶてしい感じがよく出ていますね。








































スサノオノミコトが登場。いよいよ3匹の大蛇との格闘が始まりました。














刀を手に、大蛇を次々に倒していきます。




















大蛇が容赦なく、体を締め上げていきますが

























それを跳ね返して














一丁上がり!
そして最後の一匹も。



















 
























大蛇の口に刃をあてて一気に




















大蛇の悲鳴が聞こえてきそう。
そして、とうとう退治に成功しました。








































 打ち取ったりぃ~。
圧巻の舞台でした。お疲れさまでした~。




















・・・と、今年も全演目が終了しました。約4時間かかったでしょうか。大満足でした。














高猿神楽団さんは各地でとても人気が高くて、なかなか予約がとれないと聞いています。だから田方町内会はきっと今日、来年の予約をしたんではないでしょうか。














高猿神楽団さん、来年もぜひ来てほしいですね。




















秋祭りがすべて終了しました。お疲れ様でした。明日は「子ども神楽」が行われます。



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