2014年2月3日月曜日

おもちゃ修理でボケ防止とエコ~くさつおもちゃ病院を取材しました。


2日(日)に、草津公民館で、くさつおもちゃ病院が開かれるということで、公民館に行ってきました。














草津公民館の2階へ。














ここを入って左の実習室へ向かいます。















で、ここでやっていました。で、早速取材のお願いを・・・。




















突然の訪問だったんですが、取材OKとなりました。




















くさつおもちゃ病院の院長先生で西区庚午にお住いの出口雅祥(まさよし)さん。


















この、くさつおもちゃ病院では、子どもの壊れたおもちゃを診断して、治療(修理)してくれます。ほぼ毎月第一日曜日に草津公民館で行っています。

くさつおもちゃ病院は、出口さんが5年前にノウハウを取得して開設したそうで、ボランティアの人たち数人で定期的に開催しているとのこと。草津地区だけではなく、近隣の町まで出張にいくこともしばしば。交通費なども全部自分持ちということなので大変ですね。

ボランティアは全部で12人程度。この日は8人の先生(岡村さん、加藤さん、坂本さん、田川さん、出口さん、鳥居さん、広中さん、山口さん)がおもちゃの治療にあたっていました。















これはラジコンカーの修理のようです。















走るときカタカタ音がする、ということでその原因を探っています。














「駆動軸についているギアの刃が一か所折れています。」とそこを修理しています。














「これで治ったと思います。おもちゃですからね。こんなところが壊れるなんて、やっぱりおもちゃですね。」と苦笑い。

















こちらは、修理が完了したラジコンカーを試しに走らせています。うまく走ることができたようです。

























それにしても、修理道具がたくさんありますね。

聞いてみると、すべて自前で用意をしているということ。


やはり、修理を手掛けると、少しでもたくさん、いい状態に仕上げたい、ということで、新しく使い勝手のいい道具も徐々に増えているそうです。


中には、わざわざ東京の秋葉原に行って買ってくる人もいるとか。技術研鑽、ということで自分なりに努力も重ねています。 
 
一人では解決できない場合は、先生同士で話し合いをします。














そうは言っても、みなさんもともとおもちゃ修理の専門家ではありません。難しい修理とかになると、みんなで意見を出し合って治す方法を見つけ出していきます。


おもちゃの種類にもよりますが、複雑なIC回路の修理の場合や、部品の欠落の場合など、ちょっと手におえないケースもあるようです。
しかし、簡単な構造のおもちゃなどは比較的修理で治ります。
さて、午前10時から受付をしたおもちゃの修理は、午後から引き渡しです。














壊れたままだと、きっとゴミとしてすぐ捨てられる運命にあったおもちゃたちが、立派に蘇りました。














先ほどのラジコンカーたち。また元気で走り回ることができそう。















歌も上手に歌えそうです。
お母さんが、引き取りに来ました。
治すだけではなく、きちんとした遊び方とか、操作方法、電池とかの正しい取り付け方などをちゃんと保護者や子供たちに解説をします。
 
最後に、気持ちの募金を。














コインを置くと猫ちゃんが回収。子どもたちには人気のようです。
出口さんは、脳梗塞という病気になって、現在も治療中だとか。メンバーも病気をかかえた人も何人かいるようです。しかし出口さんは

「ここに集まってくるのも僕らの気力。ボケ防止にもなるし。それにエコ。修理して治ればゴミにはならんから。」

少しでも壊れたらすぐに捨ててしまう、というんじゃなくて、修理ができるものはちゃんと修理して使えるようにする、という事は、物へのいたわり、こだわりが感じられました。

「おもちゃを大切にする気持ち 」が、きっと子どもに芽生えると思います。

普段は壊れても修理ができない、というケースもきっと多いでしょうけど、この町には、おもちゃを蘇 えさせる人たちが活動しているということを、もっと多くの町民に知っていただきたいし、ぜひ利用していただきたいですね。

出口さんはじめ、おもちゃの先生のみなさんありがとうございました。


 <お知らせ>

おもちゃのリサイクル市開催
3月9日(日)に、草津公民館で「おもちゃのリサイクル市」が 開催されます。壊れたり、不要になった子どものおもちゃを寄贈してください。壊れたものはおもちゃの先生たちが修理します。集まったおもちゃを当日希望の人に差し上げます、ということで、おもちゃを募集しています。

おもちゃの医師ボランティアさん募集
また出口さんのようなおもちゃ医師のボランティアも募集しています。素人でも全く構わないそうです。「子どものために、地域のためにひと肌脱いじゃろう!」という人がいたらぜひ参加してみてください。

いずれも興味がある人は、草津公民館まで問い合わせてみてください。お願いしまーす。















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